1098について
ショウモデルですよー、というとったトリコロールカラーも正式販売ケッテイ。
まあ、最近のDUCATIの流れ(ショウに出して一般人やメディアの反応を見て、その後正式販売する。モタードもこの流れ。)からすると、多分このカラーも販売されるんやろなー、と思ってたけど。
で、普通に意見を言って見ると、いろんなところで言われている「916回帰でよし」は、自分としてはなしかと。
今のDUCATI、先祖がえりしすぎやん。
スポーツクラシックとか言ってスポークホイールの古っぽいのをいっぱい出して、モンスターはRモデルのみといういびつなラインナップになっとるし。
999が916ほど売れなかったので、経営陣はパニックを起こし、とりあえずデザインを元通りに、というような安易な流れがあるような気ガス。
ここで過去にとらわれてしまっては、DUCATIというイタリアンスペシャルなバイクメーカーの価値がさがってまうような。
まあ、すでにDUCATIの「イタリアンスペシャル」という地位ははアグスタやベネリに取って代わられ、DUCATIは「ただのイタリアンバイクメーカー」になるべく、がんばっておるのかもしれん。
888から916にモデルチェンジした時に、916のデザインは明らかに「異端」で、モビルアーマー呼ばわりされてたこともあった。
でも、当時の会社の規模・指針からすれば「ヒット作」だったのか、カール・フォガティーというスペシャルなレーサーによって十分な広告効果が得られたのか、次第に「異端」が「かっこよさ」に変わって行った。
また当時は「イタリア」というスパイスが、日本人にとっての916の味付けをより魅力的にしたのかもしれないし。
999を正常進化させて、次の世代のスタンダードを目指さんと、と思う。
もうまったく思いつかないような素敵なデザインとデスモドロミックから生まれる感動をパッケージングした素敵な「イタリアンスペシャル」を期待してたのは、俺だけなんかなあ。
※916→マッシモ・タンブリーニのデザイン。アグスタF4も彼のデザイン。
※モンスター→ミケール・ガルッツィのデザイン。カジバ・ラプトゥールも彼のデザイン
※999→ピエール・テルブランチのデザイン。DUCATI MHe900など、回顧主義なデザインでしか成功しないのか??